芸能界で、今年最大の激震ともいえるほどの影響を及ぼしている、ジャニーズ性加害問題。繰り返し行われる会見の中で、被害者に対するお詫びや補償、そして所属タレントたちの今後について、闇の中だった情報が少しずつ明かされています。
そんな中、注目されているのが前社長の藤島ジュリー景子さんが明らかにした、故人で元名誉会長の、メリー喜多川さんとの母子関係について。会見を欠席し、出席していた井ノ原快彦さんが手紙を代読するかたちで伝えられた、現在藤島ジュリー景子さんが抱える思い。母・メリー喜多川さんとの信じがたい親子関係とはどんなものだったのでしょうか。
メリー喜多川ってどんな人物?
ジャニーズ事務所を創り上げてきた敏腕実業家
ジャニーズ事務所は、根っからのクリエイター気質を持つジャニー喜多川さんと、交渉や商談を得意とするメリー喜多川さんが、二人三脚で拡大してきました。その裏には、メリー喜多川さんの夫で故・藤島泰輔さんからの経済的援助もあったそうですが、ジャニーズ事務所をここまで大きくするのに貢献した人物の1人であったことは、間違いないでしょう。
実は全てを牛耳っていた
メリー喜多川さんは、ジャニーズ事務所の経営の軸となる部分をすべて担っており、もはやメリー喜多川さんの事務所のような形だったのだとか。ジャニー喜多川さんはタレント育成に専念し、経営には口を挟まずメリー喜多川さんからお小遣いをもらっていただけ…という構図だったのだそうですよ。
藤島ジュリー景子が告白…メリー喜多川からの仕打ちとは
従順なときは優しかった母
メリー喜多川さんは、藤島ジュリー景子さんがおとなしく言うことを聞いているときはとても穏やかで優しい母親だったそうです。
少しの反発で気が狂ったように…
藤島ジュリー景子さんが、少しでもメリー喜多川さんと違う意見を発すると、メリー喜多川さんは気が狂ったように怒り、藤島ジュリー景子さんはそれに怯えながら生きてきたと語っていました。
母の仕打ちによりパニック障害を
母・メリー喜多川さんからの仕打ちを受け続けてきた藤島ジュリー景子さんは、20代の頃から過呼吸を繰り返すようになりました。倒れることもあったそうで、精神的に良い状態ではなかったことが窺えます。2023年現在は、パニック障害と診断されているそうですよ。
ジャニーズ事務所設立後も仕打ちは続く
そんな、絶対的な存在だったメリー喜多川さん。藤島ジュリー景子さんが、事務所やタレントたちの環境を整えようと改革を試みた際にも、その行動を良く思わなかったメリー喜多川さんの逆鱗に触れてしまったそう。それ以降は一緒に仕事をしたり、会話をしたりすることもなく、疎遠状態が続いていたそうです。晩年は、藤島ジュリー景子さんの娘でメリー喜多川さんの孫娘でもあるサラさんを介し、必要なやりとりを行っていたのだとか。メリー喜多川さんからの命令で、経営陣の中に名前があった藤島ジュリー景子さんですが、実際に権限は何一つなかったことも、明らかにしています。
まとめ
これまで公になってこなかった、藤島ジュリー景子さんと母・メリー喜多川さんの歪曲した親子関係。完璧主義で、「瞬間湯沸かし器」と揶揄されるような性格だったメリー喜多川さんに、完全に支配されていた藤島ジュリー景子さんは、その家系の中でなんとか自分の人生を発展させようともがいてきたことでしょう。
結果、ジャニー喜多川さんの性加害を黙認していたりと、藤島ジュリー景子さん側にも反省すべき点があるのでしょうが、その壮絶な半生を聞くと、彼女も被害者だったのではないか…そう思わずにはいられませんね。
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