史上初の将棋8台タイトル独占(八冠)を果たした藤井聡太。弱冠21歳でありながら、将棋界のトップに立ちました。
デビュー戦が当時棋士史上最年長の加藤一二三さんだったことでも話題となり、その後も名だたる棋士を次々撃破しています。
週に1回以上のペースで対局をこなす藤井聡太 年収もとてつもないことになっていそうですよね。そこで今回は藤井聡太の年収について調査しまとめていきます!
歴代の単年獲得賞金トップ3
まずは歴代の単年獲得賞金トップ3をまとめていきます。
1位 1995年・羽生善治(名人・竜王・王位・王座・棋聖・棋王・王将) 1億6597万円
2位 1996年・羽生善治(名人・王位・王座・棋王・王将) 1億6145万円
3位 2003年・羽生善治(名人・王座) 1億2910万円
トップ3全てを羽生善治九段が独占しています。羽生九段は1985年に中学生でプロ棋士となり、1989年に初タイトルとして竜王位を獲得しました。そして1996年2月14日、将棋界で初の全7タイトルの独占を達成し、長く将棋界のトップとして君臨しています。
ちなみに4位が2022年藤井聡太(竜王・王位・叡王・棋聖) の1億2205万円です。そこから4つタイトルを獲得した2023年は2億円に迫るのではないかと話題となっています。
棋士の年収まとめ
将棋の棋士の年収については平均600万〜800万円とされています。この中には階級別のいわゆる基本給となる「参稼報酬金」と対局料、大会賞金、将棋の指導料、講演会費用などが含まれてきます。
当然トップ棋士は対局料や対局賞金などが多くなり、羽生善治九段や藤井聡太八冠のように1億をゆうに超える年収の棋士もいます。
大会賞金金額
将棋の賞金金額はタイトルごとにかなり違ってきています。それぞれを順番にまとめていきます。
タイトル | 勝者賞金 |
竜王戦 | 4,300万円 |
名人戦 | 1,200万円 |
叡王戦 | 1,200万円 |
王位戦 | 700万円 |
王座戦 | 700万円 |
棋王戦 | 500万円 |
王将戦 | 500万円 |
将聖戦 | 700万円 |
この賞金金額については、タイトル保持者なのか挑戦者なのかによって異なるため、おおよその金額になっています。
上記の有名なタイトル以外にも、NHK杯など、高額な賞金が発生する棋戦もあります。
藤井聡太 年収の推移まとめ
藤井聡太 年収について一覧でまとめると下記のとおりです。
※実際にはここにスポンサー料や講演料、本の印税なども加算されるので、今回はあくまでも将棋界から支払われている年収についてまとめています。
※金額は推定
年度 | 年齢 | 年度成績 | 段位 | 対局料&賞金 |
2016年 | 14歳 | 10勝0敗 | 四段 | ━ |
2017年 | 15歳 | 61勝12敗 | 六段 | 1000万 |
2018年 | 16歳 | 45勝8敗 | 七段 | 2031万 |
2019年 | 17歳 | 53勝12敗 | 七段 | 2108万 |
2020年 | 18歳 | 44勝8敗 | 二冠 | 4554万 |
2021年 | 19歳 | 52勝12敗 | 竜王・五冠 | 6996万 |
2022年 | 20歳 | 53勝11敗 | 竜王・五冠 | 1億2205万 |
2023年 | 21歳 | 24勝5敗 | 八冠 | 1億8000万とも |
ものすごい量の対局をこなし、勝率も8割を超える藤井八冠はデビュー7年目で1億円を突破する快挙を見せました。
2023年も5敗していますが、連敗は無し。無類の強さを見せており、盤石のシーズンを過ごしています。よほどのことがなければ1995年・羽生善治九段が記録した歴代最高金額を大幅に塗り替えるのも間違いないでしょう。
最後に
今回は将棋の藤井聡太八冠の年収についてまとめてきました。
弱冠21歳で将棋界のトップに立ち、今後も大いに活躍が期待される藤井八冠。豊島将之九段をはじめ、若手棋士も多くいる中で切磋琢磨し、さらに強くなっていくことも期待されています。
今後も藤井聡太八冠から目が離せませんね!