思春期前後になると、ホルモンの影響でムダ毛が気になってくる方は少なくないのではないでしょうか。
近年、家庭用脱毛器の普及が広がっていますが、中にはお子様にも効果があるというレビューのある脱毛器もあります。
家族全員で使える脱毛器、そして使用時の注意事項をまとめました。
子供のムダ毛処理は家庭用脱毛器がおすすめ
大人でも、カミソリや除毛クリームを頻繁に使用していると、カミソリ負けや思わぬ怪我、肌荒れを起こしてしまうことがあります。
お子様の肌は大人よりも繊細で敏感です。
しかし、ムダ毛が気になる年頃になった時、肌を守りながらムダ毛処理を続けるにはどのような方法が良いのか悩んでしまいますよね。
脱毛サロンや美容クリニックは高額になるケースもあり、効果もサロンとクリニックでは異なる、という話もよく聞くと思います。
そんな時にオススメしたいのが、家庭用脱毛器です。
脱毛サロンみたいな契約が不要
脱毛サロンや美容クリニックでは、初回のみのキャンペーンや1部位のみのキャンペーンを行っているところはかなり多いですが、全身や大きな体のパーツの脱毛となると、最低でも10〜20万円を超えてしまうことが多いでしょう。
少ない回数で効果が実感できなければ、照射回照射回数を増やすという選択肢があげられることがあります。
その照射回数も増えれば増えるほど料金は上がり、全身脱毛が完了する時に100万円を超えていた、ということもあります。
ですが、家庭用脱毛器は基本的に購入時に料金を支払うのみです。
さらに、毛が生え変わる周期に合わせて脱毛を行うとよいと言われていますが、有名店などは希望した日時に予約が取りにくいというデメリットがあります。
しかし、家庭用脱毛器であれば予約はもちろん不要で、隙間時間や就寝前のケアと一緒に行うなど、自分やお子様の生活リズムに合わせていつでも行えるメリットがあります。
操作が簡単
家庭用脱毛器のほとんどは、電源を入れて照射したい箇所に脱毛器をあてて、照射ボタンを押すだけです。
メーカーによりますが、最近はお風呂でも使える防水仕様のものや、顔やVIO用のアタッチメントがついていたり、肌にしっかり密着していないと照射ができないようにセンサーがついているものもあります。
誤って照射ボタンを押してしまい、目に光が当たってしまうことが防げる点はお子様に仕様する際に安心ですね。
出力レベルが低いから痛くない
家庭用脱毛器は出力レベルが低いため、お子様でも安心して使用することができます。
サロンや美容クリニックは、短期間で効果が感じやすいというメリットの代わりに、照射の出力レベルが高いことがあります。
出力レベルが高ければ高いほど、毛根へのダメージは大きいですが、痛みも比例して強くなります。
美容クリニックでは、痛みを感じやすい方や、怖い、不安という方には、施術中ぼんやりする、笑気麻酔を行えるところもあります。
しかし、全身麻酔などの、完全に感覚を失わせるような麻酔ではないとはいえ、お子様に笑気麻酔をかけることはリスクの方が大きいです。
お子様に対して笑気麻酔をかける時は、主に治療などで長時間動いてはならない時に使用します。
呼吸器疾患(喘息など)がある方や、基礎疾患のため麻酔が禁忌の方には使用できません。
コスパが良い
冒頭で少し触れましたが、家庭用脱毛器にかかる費用は基本的に購入時のみです。
さらに、メーカにより異なりますが、1台あたり50万回以上の照射が可能なものもあります。
1台あればご家族全員で使うこともできるため、サロンや美容クリニックで一人ずつ契約するよりもコストが抑えられます。
コンセントに刺して使用するタイプや、充電してコードレスで使用するタイプなどさまざまですが、平均して電気代は年間9円ほどです。
家庭用脱毛器の相場は6〜10万円ほどで、家族でも使えるため、半額以下で手軽に脱毛ができるメリットがあります。
子供におすすめの家庭用脱毛器
お子様にオススメの家庭用脱毛器、ケノンをご紹介しましょう。
エムテックから発売されているケノンは、家庭用脱毛器のなかの光脱毛に分類されます。
ケノンのメリット
- 痛みの感じ方や肌の色に合わせてレベル調節が可能
- レベル1で300万発/レベル10で50万発
- カートリッジ交換で何度でも使用可能
- 広範囲の脱毛でも時間がかからない
- 持ち手部分が軽い
出力レベルは10段階あるため、痛みの感じ方や肌の色に合わせて調節することができます。
カートリッジの交換は必要ですが、レベル1で300万発の照射が可能です。
最大出力のレベル10でも50万発の照射が可能で、1人で使用する場合では1年は買い替えなどの必要はないでしょう。
しかし、カートリッジを買い換えることで、再度同じように使用できるようになります。
照射するタイミングは、自動、連続、手動が選ぶことができ、最速で0.4秒感覚で照射が可能です。
そのため、広範囲の脱毛でもあまり時間はかかりません。
持ち手の部分は120gと軽量で、長時間の使用やお子様自身が使用する場合でも腕が疲れてしまうことは少ないでしょう。
ケノンのデメリット
- 使用はあくまでも自己責任
- レベルを上げると痛みを感じることがある
- 産毛への効果が薄い
- 効果を感じるまで時間がかかる
- 電気コード式なので場所を選ぶ
ケノンは、公式サイトでは「お子様の使用に関するレビューはありますが、推奨はしていません」と公表されています。
なので使用できる年齢に制限はありませんが、自己責任であるということは注意しましょう。
そのため、自身のムダ毛が気になり始めた思春期のお子様でも使用はできます。
しかし、照射の際、出力レベルによりますが、輪ゴムを弾いたような痛みを感じることがあります。
あまり小さなお子様や、痛みを感じやすい方は出力レベルを下げたりする必要があるでしょう。
しかし、セルフ脱毛サロンを利用すれば痛みはほとんどありません。
松山市のセルフ脱毛サロンセルフメイドでは、SHR脱毛方式を採用しており、肌への負担が非常に少なくなっています。
ケノンの場合、ムダ毛の黒い部分に反応し、効果を感じやすいという特徴があります。
お子様の産毛や、毛周期の乱れやすい思春期未満のお子様は、効果を感じるまで時間がかかる場合があります。
\ 肌にやさしい /
子供は使用できない家庭用脱毛器もある
成長期のお子様には使用できないもの、使用を推奨されていないものもあります。
公式サイトにて年齢制限が設けられている家庭用脱毛器を3点ご紹介します。
1.ブラウン シルクエキスパート
こちらは電動歯ブラシなどさまざまな家電製品を製造しているメーカー、ブラウンの商品です。
シルクエキスパートは、「18歳以上から使用できます」という表記があるため、17歳以下は使用できません。
2.サイデン スムーズスキン
イギリスの美容機器メーカー、CyDen(サイデン)から発売されているスムーズスキンも、シルクエキスパート同様に、「18歳以上から使用できます」と表記されています。
17歳以下の使用はできません。
3.トリア
トリアの家庭用脱毛器は2005年に日本に上陸して以来、改良を重ね、利用者が多いのが特徴です。
トリアは光脱毛ではなく、サロンや美容クリニックでも使用されることのある「ダイオードレーザー」を使用しています。
しかし、家庭用なので、業務用のレーザーよりも出力レベルが低いため、一般家庭でも使用が可能です。
こちらも、「18歳未満の使用は推奨していません」と表記があります。
さらに、妊娠中、授乳中の方も使用はできないため、授乳中出ない方、妊娠の可能性のない方、18歳以上が対象となります。
子供の脱毛時の注意点
成長期のお子様の皮膚は特に繊細で、大人よりも薄いということがわかっています。
そのため、脱毛器を使用する前後のお肌のケアや、使用上の注意事項がいくつか挙げられます。
- 照射する光を見ない
- 脱毛前のシェービングを確実に
- 脱毛後の肌ケアは必須
照射する光を見ない
大人ももちろんですが、脱毛器から発せられる光を直接目視することは危険です。
近年の家庭用脱毛器のほとんどにセンサーがついており、肌に密着している状態でないと照射ができないものが多いですが、漏れ出た光を何度も長時間見続けることは危険です。
お子様や、角膜など目が弱い方は特に、サングラスをして脱毛器を使用することをオススメします。
脱毛器を使用する前にシェービングを済ませる
ムダ毛を短くすることで、光と毛根までの距離が短くなるため、クリニックなどでは事前のシェービングが推奨されています。
さらに、ムダ毛が吸収した光の熱で熱さを強く感じる方もいるでしょう。
そのため、光が当たるムダ毛の長さ、面積を減らすことで、痛みや熱さを予防できるという考え方ができます。
しかし、カミソリ負けしやすい方や、カミソリの使用に抵抗がある年齢のお子様は、シェービングによる肌のダメージにプラスして脱毛器のダメージが加わるため、ご自身の肌に合わせた判断が懸命です。
脱毛器使用後の冷却と保湿
家庭用脱毛器は、サロンや美容クリニックで使用している業務用のものよりも、出力できるレベルが異なり、比較的肌に負担をかけずに使用できます。
しかし、出力レベルが低いとはいえ、ゴムで弾くような痛み、熱さを感じるため、多少の皮膚のダメージは考えられます。
脱毛器を使用する前に、冷たい水で濡らしたタオル(ハンドタオルかフェイスタオル)を冷蔵庫に入れておきます。
脱毛器を使用し終わったら、冷やしたタオルを5分〜10分程度肌にあてます。
ボディクリームやジェル、普段使いしている乳液などをマッサージするように塗り、その日のケアは終了です。
冷却の際、保冷剤でも良いですが、低温やけどなどの可能性があるため、タオルやハンカチに包んで、ひんやりする感覚が感じられる程度で止めましょう。
脱毛器を使うのに抵抗がある場合
多くの家庭用脱毛器は18歳以上の使用を前提としているため、あまり小さなお子様に対して使用することに抵抗がある方もいらっしゃるでしょう。
そのような方は、電動シェーバーや、低刺激の除毛クリームを使用してみてください。
電動シェーバーを使用する
電動シェーバーは、多くの場合2枚の刃が剃り合わさるような動きを高速で行い、毛を切るような原理で除毛ができます。
そのため、使用方法を正しく守ることができれば、刃を皮膚に直接当てることなく除毛ができます。
しかし、ムダ毛をカットしているだけなので、時間と共にそのムダ毛が伸びてきたり、毛サイクルとともに新たなムダ毛が生えてきます。
除毛クリームを使用する
除毛クリームは、体表にあるムダ毛を溶かすことで除毛効果を期待しています。
皮膚に付着するため、低刺激のものを使用しても肌が荒れてしまう方もいるでしょう。
使用用法を守り、パッチテストを行うことをお勧めします。