日本のメジャースポーツは何かという質問に対しては多くの人が野球と答えると思います。実際スポーツ庁が行ったアンケートを見ても現地観戦、テレビともに野球が人気のようです。現時点でも野球は流行していると言えますが、今後はさらに多くの人が楽しめるスポーツになるかもしれません。IT技術の進歩によりスポーツは様々な楽しみ方が増えてきていることがその理由です。
メタバース
最近テレビなどでよくメタバースの技術を利用したサービスが取り上げられています。EC（電子商取引）や企業向けのサービスなどで活用されている技術で、その他にも様々な分野での導入がされています。身近な例としては買い物が挙げられます。仮想空間にデパートを作り、そこで買い物をするという仕組みです。仮想空間に存在する自分のアバターを動かす形で本物の店舗と同じように商品を選んで購入することができます。もちろん、ショップの店員さんのアバターに話しかけて商品の説明を聞いたりすることも可能です。この技術がプロ野球にも本格的に取り入れられようとしています。現在はまだ活用が限定的な印象で、仮想空間で試合の観戦やファン同士の交流などのみみたいですが、今後に関して野球の楽しみ方を変えるようなサービスも出てくると思います。たとえば、プロ野球選手とファンが直接コミュニケーションを取れたり、仮想空間上のイベントに参加できたり、など今までとは異なるエンターテイメント性が期待できます。
VR
VR（Virtual Reality）も今後野球界に導入されていくことが予想されます。現在は主にゲームなどでの活用が多い技術で、作中に描かれている世界に自分が入り込んだような感覚でゲームを楽しむことができます。これが野球に取り入れられると非常に面白いと思います。たとえば、テレビで野球の試合を見ているときに、「プロのピッチャーの投げた球を実際にバッターボックスに立って見てみたい」と思ったことはないでしょうか？VRを活用することで実際にその試合に出ている選手の目線で試合を完成することができます。プロの試合をよりリアルに感じることでテレビでの観戦とは違った興奮を味わえます。またもう少し技術が進歩してくれば、プロ野球チームが子供向けに開催する野球教室などにも活用できるでしょう。実際にプロが投げた球を仮想空間上で打つ形での練習や、プロのプレイする姿を間近で見る形での学習が可能です。また参加人数の制限も無くなると考えられます。
まとめ
IT技術は日進月歩で進化していくため、今回取り上げたもの以外の技術も数多くあります。その中のいくつかはプロ野球への導入も検討されているでしょう。例えば暗号通貨もその例の一つで、ブロックチェーンという技術が利用されています。中央集権的な管理をしないことから、手数料が無い（または格安）であることが大きなメリットになっています。既に多くの店舗で使うことができます。球場の店舗にも導入されれば、野球グッズがスムーズに安く買えるなどのメリットが期待できます。
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